売上も経費もリアル体験。ビジネスの裏側で学んだ責任感と緊張感
文化祭の熱気あふれるブースの裏では、もうひとつの真剣勝負が繰り広げられていました。
それが「日計表の審査」です。
各社が一日の売上や仕入れをまとめた帳簿を提出し、先生や審査員から厳しくチェックを受けます。代表の生徒たちは緊張した面持ちで席に座り、計算が合っているか、記録の漏れがないかをひとつひとつ確認していきます。
「ここは数字が合わないね」「売上の根拠を説明できるかな?」
そんなやり取りに、思わず背筋が伸びる瞬間もありました。いつもの授業では見られない真剣な表情に、周りの先生方やサポートスタッフも思わず感心。
もちろん、すべてがスムーズにいったわけではありません。計算ミスや記録漏れなど、大小さまざまなトラブルもありました。それでも生徒たちは仲間と相談しながら修正を重ね、最後には堂々と提出完了。審査を終えた後の「やりきった」表情は、まさに起業体験プログラムの醍醐味そのものでした。
売上を伸ばすことだけでなく、「お金を正しく扱う責任」を肌で感じたこの体験は、きっと将来につながる大きな一歩となったはずです。








